効率が落ちてるのではなく、あなたが効率を「落としてる」のでは？
◯概要
エクセル大好き、なんでもデータにまとめて集計するのが趣味のおじさん。現場がバタバタ動いていてもひたすら数字遊びをした挙げ句に「効率が落ちてる」と文句を言う。なお、自分が現場を乱していることには気づかない。
◯特徴
・作った資料は誰も見ない。
・作った資料が役に立たない。
・作った資料の計算が間違っている。
・作った資料で現場を乱す。
・結局いないほうが効率が良い。
◯データ集計おじさんに一言
座るな、動け。
◯エピソード
元上司は他部署から「あの人は一体何の仕事をしているの？」と言われるタイプの人だった。というのも、現場でおしゃべりしているか事務所にこもっているかのどちらかだったからだ。現場でおしゃべりしているときはもちろん仕事なんかしてない。女子と話したいだけ。じゃあ事務所での仕事はと言うと、これもムダな資料作りをしているだけだった。
彼は「◯◯の納期に間に合わせるためには１日✕✕くらいの数をこなさないと」という内容の資料を出すのに１日かかる。もちろん現場はそんな資料なんかなくとも理解して動いている。彼が指示する前にはもうとっくに目標に向かって動いているのだ。
さらに彼は「△△の次に※※を始めた方が効率が良い」というデータを作り、現場にそうするように促す。ところが現場ではすでに別の段取りをしており、彼の言う通りにすれば時間と労力の無駄になってしまうのだ。そもそも現場からしたらそれ効率良くねえし。
こんな理由で色んな部署から「いないほうがマシ」認定を受けているデータ集計おじさん。もちろん現場からも何もしないでほしい気持ちでいっぱいだ。できることなら、彼にはこちらからこう指示したいと思う。
「座るな、動け。」
